“躬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
53.8%
みづか20.5%
みずか12.8%
みず7.7%
みづから2.6%
みづ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし僧侶が女を持てばそれは確かに俗人である、いな仏法を滅亡するところの悪魔であると、こう確実にめられて自ら実行せられた。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
神の現前しくは内住若しくは自我の高挙、光耀等の意識につきては、事に触れ境に接して、予がこれまで屡〻しば/\みづから経たる所なりしが
予が見神の実験 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)
しかし『詩鈔』の刊刻せられたものには、枕山みずから千古寸心の四字を書したものが掲載せられているのみで、序も凡例をもつけていない。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ソレも理窟の分らぬ小輩ならばもとよりよろしいが、争論の発起人でしきりに忠義論を唱えて伯夷はくい叔斉しゅくせいを気取り、又はそのみずから脱走して世の中を騒がした人達の気が知れない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
かかれば何事にも楽むを知らざりし心の今日たまたま人の相悦あひよろこぶを見て、又みづからよろこびつつ、たのしの影を追ふらんやうなりしは何の故ならん。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
しよを山上にけながら眼下がんか群住ぐんぢうするあはれなる数万の異教徒ゐけうとめに祈願きぐわんめるも無益むえきなり、教会けうくわい復興ふくこう方策はうさくとは教導師けうだうしみづからつるにあり、家族かぞく安楽あんらく犠牲ぎせいきやうするにあり
問答二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)