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怡
ふりがな文庫
“怡”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たの
52.0%
よろこ
32.0%
い
4.0%
いそ
4.0%
うれ
4.0%
たのし
4.0%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たの
(逆引き)
自分のような女性だったら、十分彼を
怡
(
たの
)
しませるに違いないという、自身の
美貌
(
びぼう
)
への幻影が常に彼女の浮気心を
煽
(
あお
)
りたてた。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
怡(たの)の例文をもっと
(13作品)
見る
よろこ
(逆引き)
かかれば何事にも楽むを知らざりし心の今日
偶
(
たまた
)
ま人の
相悦
(
あひよろこ
)
ぶを見て、又
躬
(
みづから
)
も
怡
(
よろこ
)
びつつ、
楽
(
たのし
)
の影を追ふらんやうなりしは何の故ならん。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
怡(よろこ)の例文をもっと
(8作品)
見る
い
(逆引き)
(しかしそれらの中に沈んでゐるのは、孤独の
滓
(
おり
)
ではない。ひどく華やいだ、むしろ孤独
怡
(
い
)
悦の
神
(
こころ
)
の、——
隠微
(
いんび
)
な
擬態
(
まどはし
)
だつたやうだ)
雪
(新字旧仮名)
/
高祖保
(著)
怡(い)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
いそ
(逆引き)
靜子は、この夏は賑やかに樂く暮せると思ふと、逢つたら先づ話して置かうと考へてゐたことも忘れて、もう
怡
(
いそ
)
々した心地になつた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
怡(いそ)の例文をもっと
(1作品)
見る
うれ
(逆引き)
閉
(
たて
)
きってあったような、その
新建
(
しんだち
)
の二階の板戸を開けると、直ぐ目の前にみえる山の傾斜面に
拓
(
ひら
)
いた畑には、麦が青々と伸びて、蔵の
瓦屋根
(
かわらやね
)
のうえに、
小禽
(
ことり
)
が
怡
(
うれ
)
しげな声をたてて
啼
(
な
)
いていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
怡(うれ)の例文をもっと
(1作品)
見る
たのし
(逆引き)
目下頗る心を
怡
(
たのし
)
ましむるに足る情人を我所有としてゐる。然るに僕は此手紙を書いてしまふと、あの黯澹たる深紅色の我目を喜ばしむる、美しい波斯の氈の上で自殺しようと思ふ。
不可説
(新字旧仮名)
/
アンリ・ド・レニエ
(著)
怡(たのし)の例文をもっと
(1作品)
見る
怡
漢検1級
部首:⼼
8画
“怡”を含む語句
怡々
怡然
怡楽
怡悦
怡土
危怡
和怡
怡和
怡土郡
怡晏
怡樂
怡顔斎
道怡
魏怡春
“怡”のふりがなが多い著者
高祖保
尾崎紅葉
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
中島敦
嘉村礒多
南方熊楠
徳田秋声
竹久夢二
梶井基次郎
柳田国男