“瓦屋根”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわらやね72.7%
かはらやね27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつも両側の汚れた瓦屋根かわらやね四方あたりの眺望をさえざられた地面の低い場末の横町よこちょうから、今突然、橋の上に出て見た四月の隅田川すみだがわは、一年に二
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
村といっても、十二—三軒の家だけで、その家はみんな、低い土壁つちかべ瓦屋根かわらやねをのせて、入口が一つついているきりでした。
金の目銀の目 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
いつも両側のよごれた瓦屋根かはらやね四方あたり眺望てうばうさへぎられた地面の低い場末ばすゑ横町よこちやうから、いま突然とつぜん、橋の上に出て見た四月の隅田川すみだがは
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
ふがいなや、くつどのがかぶつた帽子ばうし引捻ひんねぢつてつたとおもふと、片側町かたがはまち瓦屋根かはらやねうへへ、スポンとげて
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)