“大屋根”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おほやね84.6%
おおやね15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すさまじいあられおと八方はつぱうから亂打みだれうつや、大屋根おほやねいしもから/\ところげさうで、くもうづまかげはひつて、洋燈ランプかさくらつた。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
にしむやうななまめかしいこゑ大屋根おほやねかたへといてく。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
二人はしずかに歩いている。公園の反対の側には単調な灰色や黄色に見える高い家が並んでいる。夜の青空にそびえている、カルルスキルエの大屋根おおやねが、次第に近くなって来る。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
森をこえて紫野むらさきのさとに、うす桃色ももいろの花の雲をひいて、今宮神社いまみやじんじゃ大屋根おおやねが青さびて見える。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)