“紫野”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むらさきの90.0%
むらさきぬ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この秋に、京は紫野むらさきの大徳寺だいとくじで、故右大臣信長こうだいじんのぶながの、さかんな葬儀そうぎがいとなまれたので、諸国の大小名だいしょうみょうは、ぞくぞくと京都にのぼっていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
僧は早速、この卒都婆を持って急いで京に行き、一条の北、紫野むらさきのに忍び住む康頼の老母と妻子にみせたのであった。
あかねさす紫野むらさきぬ標野しめぬ野守ぬもりずやきみそでる 〔巻一・二〇〕 額田王
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)