“啼”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
96.7%
なき1.1%
なく0.8%
ない0.5%
てい0.3%
なか0.3%
0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“啼”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.6%
文学 > 日本文学 > 詩歌3.4%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行2.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
窓際に差し出ている碧桐あおぎりの葉が黄色くむしばんで、庭続きのがけの方の木立ちにかなかないていた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
持統天皇の吉野行幸は前後三十二回にも上るが、杜鵑ほととぎすく頃だから、持統四年五月か、五年四月であっただろう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
と驚いて居る時、秀吉は既に此処に移転して、「なきたつよ北条山の郭公ほととぎす」と口吟くちずさんで、涼しい顔をして居た。
小田原陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
からす一羽、悲しげに唖々ああなきすぐれば、あなたの兵営に喇叭らっぱの声遠く聞ゆ。
父の墓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
一杯に頬を膨らし、うなってなく真似をすると、ごく低声こごえ、膳の上へあぎとを出して、
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
雉子きじなくや茶屋より見ゆるかやの中 蓑立
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
きじないて静かに山の夕日かな
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
鶯や片足あげてないて見る 桃若
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
五尺の男子、空しく児女のていすとも、父の霊あによろこび給わんや。
父の墓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
はたうつや鳥さへなか山蔭やまかげ
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
佐保川の水をき入れた庭の池には、り水伝ひに、川千鳥のく日すら、続くやうになつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)