“ナ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
語句割合
12.0%
6.7%
6.7%
6.7%
5.3%
5.3%
4.0%
4.0%
4.0%
4.0%
(他:31)41.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
シン軽舟ケイシウリ 落日ラクジツ西山セイザンキワ
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
猶ホ黄道士ガ一叱スレバ頑石活シテ群羊トルガ如シ。
祭活字子文 (新字旧仮名) / 成島柳北(著)
島の生きて動くこと、繋ぎ留めた柱の折れたこと、其が岩につて残つたこと、此等は民譚としては、珍らしく神話の形を十分に残して居るものと言へる。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此に因てる神の名は、天常立尊、次に可美葦牙彦舅ウマシアシカビヒコデ尊。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
……むら鳥の我が群れいなば、ひけ鳥の我がひけいなば、泣かじとはは言ふ登母、やまとの一本薄 うなかぶし汝が泣かさまく 朝雨のきりに立たむぞ……
副詞表情の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
が命きこしめせとのりたまふ御命を「畏自物」受賜食国天下恵賜治賜……
爾に伊邪那岐黒御鬘クロミカツラを取りて、投げ棄て給いしかば、乃ちエビカヅラりき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
見涯みはてもつかぬ広い線は、あれはみんな魂のるやうな、葉の厚ぼつたい、あんな樹々だ。
「古草に新草まじり、おもしろき野をば焼きそ。生ひば生ふるかに……」と転置してみれば正しい解釈なのが知れよう。
おもしろき野をば きそ。旧草フルクサに 新草ニヒクサまじり ひば生ふるかに(万葉集巻十四)
穢れを移す人形とは即、モノ形代カタシロ天児アマガツなどの名によつて呼ばれるものである。
雛祭りの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
人間の形代なるハラへのモノは、少々意味が変つて居る。別の物に代理させると言ふ考へで、道教の影響が這入つて居るのである。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
唐の王建の牡丹の詩に云ふ、可零落ズヰ、収シテと。
吹イテ海花トッテ遍界ヘンカイカンバ
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
朝曇り後晴れて、海のやうに深碧フカミドリいだ空に、昼過ぎて、白い雲がシキりにちぎれ/\に飛んだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
風とにいるとの關係に就ては、沖繩本島でも、風ぎを祈るのに、にらいかないへ去れと唱へるので訣る。
……処女のすや板戸を オソぶらひ、我が立たせれば、ヒコづらひ、我が立たせれば 青山に鵺は鳴き、さ野つ鳥雉はとよむ。
鶏鳴と神楽と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
沖つ波来寄る荒巌アリソを しきたへの枕とまきて、せる君かも(二二二、柿本人麻呂)
ヒダを作るのにを持つた女などが、何でもないことで、とりわけ重宝がられた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
裳の襞を作るのにを持つた女などが、何でもないことで、とりわけ重寶がられた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
家に居た時よりは、れ、皺立シワダつてゐるが、小鳥のハネには、なつて居なかつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
家に居た時よりは、れ、皺立シワダつてゐるが、小鳥のハネには、なつて居なかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
ツルギラシテ秋気シウキキタリ——
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
こもりくの泊瀬の川ゆ 流れ来る竹の いくみ竹 よ竹、本べをば箏に造り、末べをば笛に造り、吹き御諸ミモロが上に 登り立ちわが見せば、つぬさはふ磐余イハレの池の みなしたふ 魚も 上に出て歎く(継体紀)
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
、の日が灸の日で、その日は無量寺の書き入れ日だっせとのことだった。
俗臭 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
が、丹造は苦笑もせず、そして、だんだん訊くと、の日が灸の日で、この日は無量寺の紋日だっせ、なんし、ここの灸と来たら……途端に想いだしたのは、当時丹造が住んでいた高津四番丁の飴屋あめやの路地のはいり口に、ひっそりひとり二階借りしていたおかね婆さんのことだ。
勧善懲悪 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
われ・これ・こゝで類推を拡充してゆけるひとぐに即、他国・他郷の対照としてその国・知らぬ国或は、異国・異郷とも言ふべき土地を、昔の人々も考へて居た。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ンゾハナハダシクキフナル
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「桃・栗三年、柿八年、柚は九年の花盛り」といふ諺唄がある。りものゝ樹としては、桃は果実を結ぶのは早い方である。
桃の伝説 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
日本書紀に“生田村ニアンズル”と誌されたのが、杏の記録の始めだとか、また古来、ここの神社は松を嫌い、松の木は一本もなく、正月のシメ飾りも、能楽堂の杉戸の絵も、松の代りに杉を描いたなど、話はおもしろいが、縁遠すぎる。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今朝の嵐は、嵐ではげによの。大堰オホヰ川の川の瀬の音ぢやげによなう。(閑吟集)
「さうや さかいに」 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
十三年ニ至ッテ孑遺ケツイケン
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此屋号は、はなやといふ音の第一綴音に、音勢点があるので、今の大阪語の花屋は、其音勢がくなつてゐる。
折口といふ名字 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
松の木の靡きすばかり、老い盛え木垂コダるを見るに、松の木の枝の靡き伏す斎戸イハヒトに——斎殿か、家人イヘビト又は斎人イハヒビトか——旅の我を後見ミオクる——家に残つた人の遠方から守らうとして、立てたりしはやしの松の、其まゝの姿である。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其亡ガラは、大和の国を守らせよ、と言ふ御諚ゴヂヤウで、此山の上、河内から来る当麻路の脇におけになりました。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
何代目かの五郎左衛門が、放蕩から此宝物を質屋の庫に預け、後に此を受出して見ると、南の一字が消えて了うてゐたので「ぬけの御名号ミミヤウガウ」と称して、恐しく神聖な物と考へられて居た。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
三 ぬけの御名号ミミヤウガウ
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
林房雄ハヤシフサオトイウ一陣涼風イチジンリョウフウニソソノカサレ、カレテナセルワザニスギズ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
其は何だか一目惚れの女のき声だつた気がする。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
佐保川の水をき入れた庭の池には、り水伝ひに、川千鳥のく日すら、続くやうになつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
たぢまもりが帰つて見ると、天皇はもうくなつて居られた為に、哭いて天皇の御陵の前に奉つた事は名高い伝へである。
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「詠」はうたとれて来たが、正確な用字例は、舞人の自ら諷誦フウシヨウする詞章である。
やがて金色コンジキ雲気ウンキは、次第にして、照り充ちた色身シキシン——ウツし世の人とも見えぬ尊い姿が顕れた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
遠来の神の居る間に、新しく神役——寧、神にる——を勤める様になつた未受戒の成年に戒を授けて、ワラベの境涯から脱せしめる神秘を、行うて置くのであつた。
組踊り以前 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
イマヨ、ナド匕首アイクチノゾカセタルテイノケチナ仇討アダウ精進ショウジン馬鹿バカテヨ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
予ガ隣室ニ監禁セラレタル予ノ案内人ノ室ノ更ニ隣室ニシテ、同様物置ナル所ヘ一時ゲ入レラレタルヲ知リタリ。
壊れたバリコン (新字新仮名) / 海野十三(著)
一読イチドク、ムセビイテ、三嘆サンタン、ワガクダラナクキタナカベアタマチツケタキオモイ、アア
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)