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綯
ふりがな文庫
“綯”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
な
79.2%
よ
14.9%
より
2.0%
こより
1.0%
あざな
1.0%
ないまじ
1.0%
ナ
1.0%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
な
(逆引き)
金も拾いたいし、お嬢さんにも近づきたい……欲と色の
綯
(
な
)
いまぜ手綱だから、この早朝から、いやもう、奔馬のような人気
沸騰
(
ふっとう
)
……。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
綯(な)の例文をもっと
(50作品+)
見る
よ
(逆引き)
子守りの家では、亭主に死なれた母親が、
棕櫚縄
(
しゅろなわ
)
などを
綯
(
よ
)
って、多勢の子供を育てていた。お銀はその家の惨めな様子をよく知っていた。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
綯(よ)の例文をもっと
(15作品)
見る
より
(逆引き)
好かぬ昔に飛び込んで、ありがたくほどけ掛けた記憶の
綯
(
より
)
を
逆
(
ぎゃく
)
に戻すは、詩人の同情である。小夜子は急に小野さんと近づいた。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
綯(より)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
こより
(逆引き)
初めて鳴鳳楼で逢った以来儂のではお厭なのと云って手巾を出されたことを第一として、自分と手を
牽
(
ひか
)
れて歩いた事、結んだ
綯
(
こより
)
に目賀田とあるを悦んだ事
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
綯(こより)の例文をもっと
(1作品)
見る
あざな
(逆引き)
『——世は
綯
(
あざな
)
える
縄
(
なわ
)
のごとし……と、誰が云ったか。春が、身に沁みる』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
綯(あざな)の例文をもっと
(1作品)
見る
ないまじ
(逆引き)
天
(
あめ
)
が
下
(
した
)
に数多く生れたるもののうちにて、この悲しき
命
(
さだめ
)
に
廻
(
めぐ
)
り合せたる我を恨み、このうれしき
幸
(
さち
)
を
享
(
う
)
けたる
己
(
おの
)
れを
悦
(
よろこ
)
びて、楽みと苦みの
綯
(
ないまじ
)
りたる縄を断たんともせず、この
年月
(
としつき
)
を経たり。
薤露行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
綯(ないまじ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ナ
(逆引き)
その意味は訣らないが、縄は綯ふ物の意味である。
綯
(
ナ
)
は物或は綯ふ
蔓
(
ツラ
)
といふ風な形から音を落して、なはとだけ言うて表はして来たことが考へられる。
熟語構成法から観察した語根論の断簡
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
綯(ナ)の例文をもっと
(1作品)
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綯
漢検1級
部首:⽷
14画
“綯”を含む語句
綯交
綯総
令狐綯
綯索
縄綯
肝心綯
観世綯
“綯”のふりがなが多い著者
岩野泡鳴
小島烏水
夏目漱石
内村鑑三
木下杢太郎
素木しづ
徳冨蘆花
吉川英治
徳田秋声
中里介山