“縄”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
なわ84.3%
なは11.2%
めぐ0.7%
ザイル0.7%
ツグンデル0.7%
ツナ0.7%
ナハ0.7%
ワイヤー0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒いおじさんだって、女ひとりがうして駆け込んで来た以上、いざなわって代官所へなんて、野暮なことを云やあしないでしょう。
影:(一幕) (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しかるに絶壁ぜつへきの所は架を作るものもなければ鮏もよくあつまるゆゑ、かの男こゝにたなをつりおろし、一すぢのなはを命のつなとして鮏をとりけり。
その夜の会合には、真ん中の舞台は取り払われ、三十人の会員は、会長茶谷金弥夫妻をめぐって、蓮座のように居並んで居ります。
法悦クラブ (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「おい! メッサー、メッサー、ザイルを切らなきゃ危いぞ、メッサーったら、早くよこさないか! おい!」
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
今後もし貴様の上品な家で、たとい一度でも不体裁をしでかしたら、それこそおれは貴様の首にツグンデルをかけてやるぞ、高尚なことばで言えばだ。
又隣村ツナノ上小松明神文永癸酉(十年)年十二月十五日ノ棟札ニ、都留郡福地郷之上村トアリ、又鳥沢ノ南桂川ヲ隔テ藤崎村アリ、古検地帳ニ伏地埼、伏崎トモ記セリ、是又福地崎ナルベシ。
マル及ムレについて (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
昔京の大原で、正月の門飾りには、竹と竹とにナハをわたして、其に農具を吊り懸けたものだと云ふ。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
僕も、チャン君も、二人の科学者も、甲板に立っていられないので、それぞれ柱や、ワイヤーとりすがり、振落されるのを避けながら、互に顔を見合った。
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)