“注連縄”のいろいろな読み方と例文
旧字:注連繩
読み方割合
しめなわ86.7%
しめ10.0%
しめなは3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、手にあました浜松城はままつじょう武士ぶしや、石見守いわみのかみからうったえたものであろう、御岳神社みたけじんじゃ衛士えじたちが数十人、ご神縄しんじょうしょうする注連縄しめなわを手にもって
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこが弟橘姫様おとたちばなひめさま日頃ひごろこのみの御修行場ごしゅぎょうばで、洞窟どうくつ入口いりぐちにはチャーンと注連縄しめられてりました。むろん橘姫様たちばなひめさまはいつもここばかりに引籠ひきこもってられるのではないのです。
……かげくゞつてる、ほこらまへの、たふれかゝつた鳥居とりゐつた、何時いつときのか、注連縄しめなはのこつたのが、ふたツのたくつて、づらりとかゝつたへびえた……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)