“注連掛”の読み方と例文
読み方割合
しめかけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小役人を連れて地利の見分にも行って来た。注連掛しめかけへは大木を並べ、士居どいを築き、鉄砲を備え、人数を伏せることにした。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
物頭はまず峠の内の注連掛しめかけという場所を選び、一手限ひとてぎりにても防戦しうるようそこに防禦ぼうぎょ工事を施すことにした。その考えから、彼は人足の徴発を付近の村々に命じて置いた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)