“注連繩”のいろいろな読み方と例文
新字:注連縄
読み方割合
しめなわ58.3%
しめなは41.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは自分だけの推定だが、ソメという語の起りは注連繩しめなわなどのシメすなわち占有の占ともと一つであったらしい。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
部屋の床の間には御嶽山蔵王大権現ざおうだいごんげんと筆太に書いた軸が掛けてあり、壁の上には注連繩しめなわなぞも飾ってある。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それからしよく供物くもつ恰好かつかうよくして總代等そうだいられてつた注連繩しめなはもみからもみつて末社まつしやかざりをした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
正月しやうぐわつのおかざりを片付かたづける時分じぶんには、村中むらぢう門松かどまつ注連繩しめなはなどをむらのはづれへつてつて、一しよにしてきました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)