“しめなは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
注連繩62.5%
標縄12.5%
注連12.5%
注連縄12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正月しやうぐわつのおかざりを片付かたづける時分じぶんには、村中むらぢう門松かどまつ注連繩しめなはなどをむらのはづれへつてつて、一しよにしてきました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
標縄しめなはを引き渡すとのことなり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
「この入口は、腰を曲げなければ入れないな。石段になつて、底へ降りられるやうになつてゐるらしい。」と、注連しめなはを張つた暗い狹い入口をのぞいて、私は呟いた。
滑川畔にて (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
……かげくゞつてる、ほこらまへの、たふれかゝつた鳥居とりゐつた、何時いつときのか、注連縄しめなはのこつたのが、ふたツのたくつて、づらりとかゝつたへびえた……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)