“緒”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
38.3%
いとぐち25.0%
11.4%
しょ9.5%
しよ6.1%
ちょ3.0%
いと1.9%
とも1.5%
ひも1.5%
いとくち0.8%
(他:3)1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“緒”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.5%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
——何でも古い黄八丈きはちじょうの一つ身にくるんだまま、の切れた女の草履ぞうりを枕に、捨ててあったと云う事です。
捨児 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
小供たちはその球根を掘り起して、つないで、珠数じゅずなぞらえて、石地蔵のくびに掛けてる。
其の男は少し口をとがらしながら、しかし、その話の中味の事よりは、話のいとぐちが出来たのを喜ぶやうな調子で云つた。
監獄挿話 面会人控所 (新字旧仮名) / 伊藤野枝(著)
義貞はふと、こんないとぐちをみつけて言った。ひとつの話がとぎれると、あとの話題も彼がもちだすほかないのであった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
穿物はきものゆるんでたので踏返ふみかへしてばつたりよこころぶと姿すがたみだれる。
迷子 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
私の心のち切りながら、あなたは、私の惡い根性こんじやう根絶ねだやしするとばかり思つていらつしやる。
それから月末ご三男様がお兄様方と一しょ大磯おおいそ別荘べっそうからお帰りになるとすぐおやしきへひきとられた。
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
だれでもいい。お前をためしにきた者だ。……わしがお前を高いところへつれて行ってやろう。わしと一しょにくるがいい」
強い賢い王様の話 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
とうさんは友伯父ともをぢさんと一しよにおうち伯父をぢさんにつれられてくことにりました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
彼女かのぢよが、戀人こひびと片山かたやまと一しよ生活せいくわつしたのは、わづかかに三ヶげつばかりだつた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
この「新・平家物語」では今、清盛が四十八歳から五十歳への、彼の人間ざかりと、一門繁昌のちょにあるところを書いております。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼への服従が、彼への忠誠になったりすると、今、ようやくちょについたばかりの鎌倉に分裂の下地を招くようなものと憂えられてもくる。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
レットが、そのいとを引っぱる速度がゆるむと、それは、ハンドルによって止められる、そしてそのワイアの長さが、そこで読まれる。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
二人はいときとるわくが、すごいきほひで、からんからんと畠の上を跳びながら、走つていくのをぽかんと見てゐた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
これに勇躍したライアン刑事は、同僚トレス・マックリィディの二人とともに、早速其のニュウ・ハンプシャア街へ駈け付ける。
アリゾナの女虎 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
夕陽を避けて壁際に大の字なりに仰臥した藤吉、傍に畏る葬式彦とともに、いささか出鼻をくじかれた心持ちで、に組の頭常吉の言葉に先刻から耳を傾けている。
「おや、しまった」と、こんどはお手をつかみますと、そのお手の玉飾りのひももぷつりと切れたので、なんなくお手をすりいておげになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
と答えて客はそこに腰を掛け脚絆きゃはんひもを解きにかかった。
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
小夜子はゆかしい昔話のいとくちの、するすると抜け出しそうな咽喉のどおさえて、黙って口をつぐんだ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
達磨はそれぎり話題にのぼらなかったが、これがいとくちになって、三人は飯の済むまで無邪気に長閑のどかな話をつづけた。しまいに小六が気を換えて、
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
貴方は一度くちいたらいつまででも話しつづける方なんでしょうねえ。
千世子(二) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
わが牧塲ぼくぢやう事業じげふやうやそのちよきしものにて、創業さうげふ困難こんなんくはふるに交通かうつう不便ふべんあり。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
白玉の五百箇イホツつどひのえして……
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)