“内緒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ないしょ85.0%
ないしよ10.0%
ないしょう5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それゆえせめてのこころから、あたしがいつもゆめるおまえのお七を、由斎ゆうさいさんに仕上しあげてもらって、ここまで内緒ないしょはこんだ始末しまつ
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
しかし内緒ないしよにしろ大つぴらにしろ、今や蔑視は、私の上に左右してゐた力を持たなくなつてゐた。
内緒ないしょうの苦しいのが多く、うわべは大身に構えても、町人に借金があって首が廻らなかったり、また札差ふださしをさんざん強請ゆするようなことが、少なくともおのれの家に限ってはその憂いのないことと
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)