“運”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はこ48.1%
うん24.7%
めぐ15.2%
はこび5.3%
かた1.2%
めぐら1.2%
まは0.8%
めぐる0.8%
おん0.4%
とき0.4%
はこば0.4%
はこん0.4%
ウン0.4%
メグラ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女房は、にこにことして、なにかにのせて、あちらへんでいました。こちらには、びっこのが、さびしそうにしてっている。
赤いガラスの宮殿 (新字新仮名) / 小川未明(著)
がわるいのだ、まがわるいのだ。若くてぬ人もいくらもある世の中だ。あきらめねばなるまい。あきらめるよりほかに道はない。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
歳は私よりばかり上だが、何分気分が子供らしくて、ソコデ私を中津にえすような計略をらしたのが、私の身には一大災難。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
門人が名主をしていて、枳園を江戸の大先生として吹聴し、ここに開業のに至ったのである。幾ばくもなくして病家のえた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
おまはんもよくよくのわるい男やけど、負けてしもたらあかんぜ。そんな、夢の中で豆腐踏んでるみたいな顔をせんと、もっとはんなりしなはれ。
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
あに寸行隻言も、慎重厳戒せざるべけんや。すべからく持長守久の策をし、めて、人心を収攬せよ。人心の帰する所、天命の向ふ所には、大機自から投ずべし。
誰が罪 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
所謂り合せといふもので有つて、福無福に就ては何等の校量計較によつて福を享け致すべきところも無いやうなものである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
是則を以てり、てはを以てゆゑなりとかや。(文海披沙の説)菅神も此に近し。逃入村の事を以ても千年にちかき神灵赫々たることぐべしふべし。
林「えゝい、人間何処で何うるか分らねえもんだな、畜生彼方け、己が折を下げてるもんだから跡をいてやアがる、もこ彼方へけ、もこ/\あはゝゝゝ尻尾を振って来やアがる」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
然れども移り世異にして、いまだその事を行ひたまはざりき。
む故亭主八五郎は茶などせて挨拶なしけるに若き夫婦は御世話ながらお酒を]一御膳を二人前出し下されと云ければ亭主は承知なし御肴は何んぞ見つくろひましよと云つゝ煮染に飯と酒を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
荷馬車一台荷車一台と人が二三人って何か荷物を薄暗い家の中へでいる、空にも星が一つ見えだした、八幡の森にも火が点じた すべてやかな落着いた光景、間もなく鳥居の前へくる。
八幡の森 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
がエバも味噌にならネ。
津軽地方特有の俚諺 (新字旧仮名) / 福士幸次郎(著)