“何分”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
なにぶん84.8%
なんぷん6.5%
なんぶん3.3%
なんぶ2.2%
いくら1.1%
どうも1.1%
なにぶんの1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“何分”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓25.0%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸16.1%
文学 > 文学 > 叢書 全集 選集14.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
天道樣てんたうさま何分なにぶんたのまをしますぜ、やあお天道樣てんたうさまといやることは/\。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ジーッと立ち止まって居りますともう少し下へ行けば水があるからと言ってくれたけれども何分なにぶんにも進むことが出来ない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
そう云う何分なんぷんかが過ぎ去ったのち、女は仕事を続けながら、突然、しかし覚束おぼつかなさそうに、こう誰かへ声をかけた。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
何分なんぷんのち、あの羽根をきずつけた山鳩は、ずまたそこへかえって来た。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「不承を有仰おつしやるところは少しも有りはしません、その代り何分なんぶん今日こんにちつかはし下さい」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
たとえていえば、人のうで身幹しんかんに比して何分なんぶんとか、たいてい一定した割合がある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
つまり何分なんぶかの口銭こうせんを取った上に、数える時に儲ける。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そんなに背延びしてはずるいと言い出すものがありもっと頭を平らにしてなどと言うものがあって、家じゅうのものがみんなで大騒ぎしながら、だれが何分なんぶ延びたというしるしを鉛筆で柱の上にしるしつけて置いた。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
誠に正直一途いちずの人で、或る日、本郷春日町かすがちょう停留場の近所で金を拾い直ぐさま派出所へ届け、落とし主も解りその内より何分いくらか礼金を出した所、本人は何といっても請け取らないので、先方むこうの人もそのこころざしに感心して観音の彫刻を依頼されました。
近頃、奥様の御容子ごようすが、何分どうも不審なので御座いますよ、先日旦那様が御帰京おかへりになりました晩、伊藤侯がはからずも媒酌人ばいしやくにんつて下ださるからとのお話で
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「ヘエ」と、伯母は良久しばし言葉もなく、合点がてん行かぬ気に篠田のおもてもれり「お前の神様のお話も度々たび/\聞いたが、私には何分どうも解らない、神様が嫁さんだなんて、全然まるで怪物ばけものだの」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
著作家や牧師のやうな始終しよつちゆううちばかしにくすぶつてゐるのは一番の困り者で、出来る事なら船乗ふなのりや海軍軍人のやうな月の半分か、一年の何分なにぶんの一かを海の上で送つて、滅多にうちへ帰つて来ないのへかたづきたがるといふ事だ。