“なにぶん”の漢字の書き方と例文
語句割合
何分100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歳は私よりとおばかり上だが、何分なにぶん気分が子供らしくて、ソコデ私を中津にえすような計略をめぐらしたのが、私の身には一大災難。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
男「おおきに待遠まちどおだったろうな、もっと早く出ようと心得たが、何分なにぶん出入でいり多人数たにんずで、奉公人の手前もあって出る事は出来なかった」
何分なにぶんお願ひ申す。」と、松村も同意した。小幡は先づ用人ようにんの五左衞門を呼び出して調べた。かれは今年四十一歳で譜代の家來であつた。
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)