“氣遣”のいろいろな読み方と例文
新字:気遣
読み方割合
きづか63.0%
きづかひ22.2%
きづかは11.1%
きづけ3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
振切つたのちの女の身の上や、又は人に嘆きを掛ける自分の行末までが、何故かう譯もなく、忍び得られぬほど氣遣きづかはれるのであらう。
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
もし(いゝやわることをしたおぼえもないから、那樣そんな氣遣きづかひちつともい。)とうありや、なん雨風あめかぜござらばござれぢや。なあ那樣そんなものではあるまいか。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
最初さいしよ活動かつどうおいては火口内かこうない鎔岩ようがんが、火口壁かこうへきへりまですゝみ、一時いちじ流出りゆうしゆつ氣遣きづかはれたけれども、つひにそのことなくして、鎔岩ようがん水準すいじゆんふたゝ低下ていかしてしまつたのである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
「大層氣が弱いんだね、遠慮はいらないから、眞つ直ぐにブチまけなよ。どうせ御大身が召し抱へて下さる氣遣きづけえはねえ」