“きづか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
気遣74.0%
憂慮9.4%
氣遣8.3%
気労1.6%
気支1.6%
気配1.0%
0.5%
0.5%
木柄0.5%
気憊0.5%
氣勞0.5%
氣遺0.5%
0.5%
配慮0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし山馴れない政子はと、時折、気遣って振向いたが、政子は、懸命に山椿の枝や笹の根にすがって、後からじて来るのだった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とばかりで重そうなを上げて、かに黒雲や起ると思う、憂慮わしげに仰いでめた。空ざまに目も恍惚えたの震うが見えたり。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
見捨たと云があるゆゑ道具衣類は云までもなく百兩の持參金はとても返す氣遣ひなしと思ふゆゑをしてもぬが何分離縁状
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
また織田家の宿将とのあいだにも、かりそめに摩擦を起さない。分を知って野望をあらわさず、よく内に蓄えて、同盟国に危うさを気労わせない。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その際にもまず気配われたのは、亡き先生一家の消息であったが、根津の辺はすべて無事ということを知り、さらに奥さんもお嬢さん夫婦もみな無事という便りを得て
深見夫人の死 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
すわや海上の危機はるとしく、あなたこなたに散在したりし数十の漁船は、るがごとく漕戻しつ。観音丸にちかづくものは櫓綱めて、この異腹の兄弟の前途をわしげに目送せり。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
仔細は明しませんでございました、これはの事をって、皆が恐れげなくお雪の介抱をしてやる事が出来るようにと、気を着けたのでありまする。
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
武蔵が平常、人に話していた言葉には、刀脇差は、木柄にて赤銅拵えがよく、自身の好みは赤胴ならでは思うようにならず、といっていたそうである。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お島は気骨の折れる子持の客の帰ったあとで、気憊れのした体を帳場格子にもたれて、ぼんやりしていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
した上はかし氣勞れもう程に今宵は早くむがよいも今夜は早寢にせんと云ば十兵衞は然樣ならお先へります御免成れと挨拶し臥戸へこそは入にけれ跡に長庵工夫し彼の五十兩の金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「そんだが嫁樣衣物どういんだかてえもんだな」半分むやうな半分氣遺ふやうなるのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
柵の外に立ちて列車の行くを送りしはり間貫一のみにあらず、そこもとにひし老若貴賤男女は皆個々の心をもて、愁ふるもの、楽むもの、ふもの、或は何とも感ぜぬものなど
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ただ天にも地にも博士一人を力としいたりしに計らずも今回の不幸に際し、悲歎やる方なく、日は日もすがら、夜は夜もすがら父の身を配慮いて泣き明かせるほどにて
月世界競争探検 (新字新仮名) / 押川春浪(著)