“老若貴賤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうにゃくきせん50.0%
ろうにやくきせん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寛文かんぶん九年の秋、一行は落ちかかるかりと共に、始めて江戸の土を踏んだ。江戸は諸国の老若貴賤ろうにゃくきせんが集まっている所だけに、敵の手がかりを尋ねるのにも、何かと便宜が多そうであった。
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
柵の外に立ちて列車の行くを送りしはひとり間貫一のみにあらず、そこもとにつどひし老若貴賤ろうにやくきせん男女なんによは皆個々の心をもて、愁ふるもの、楽むもの、きづかふもの、或は何とも感ぜぬものなど
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)