取舵とりかじ
「こりゃどうも厄介だねえ。」 観音丸の船員は累々しき盲翁の手を執りて、艀より本船に扶乗する時、かくは呟きぬ。 この「厄介」とともに送られたる五七人の乗客を載了りて、観音丸は徐々として進行せり。 時に九 …
作品に特徴的な語句
浅葱あさぎ 一喝いっかつ 覚悟かくご 先途せんど 本意ほい 十重二十重とえはたえ 灰汁あく はた 本文ほんもん 三人みたり みまわ 容喙まぜかえ 昏倒こんとう 人心地ひとごこち 隠居いんきょ 二個ふたつ 見遣みや いただき 煮染にし 神明しんめい 崛起くっき 赭黒あかぐろ つつが たお 警戒けいかい 多分おおく かた 渡場わたしば 累々やつやつ 目出度めでたい 凛然りんぜん すぼ かん 屹然きつぜん 風呂敷包ふろしきづつみ はなし ぼう 最少もすこ 糢糊もこ さわ 取出とりいだ 一天いってん 外海そとうみ 気力きあい 煤烟ばいえん 磁石じしゃく 面色おももち 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ 右舷うげん すくな 心易こころやす 盲人めしい 一笑いっしょう 単独ひとり 空合そらあい 乗合のりあい 近来ちかごろ 当座とうざ つつ 好奇心こうきしん 好事ものずき 塩釜しおがま 打笑うちわら 皺嗄しわが 瞭然はっきり 鼻頭はなさき 厄介者やっかいもの 船暈せんうん 一撃いちげき 不了簡ふりょうけん 啊呀あなや かた 皆様みなさん 一呑ひとのみ かぶ 無二無三むにむさん 目送もくそう 船着ふなつき いざり 一箇ひとつ 葉巻はまき 北海ほっかい 歓喜よろこび おしえ 仏性ほとけしょう 手引てびき 濃緑こみどり 盲者めくら めぐ 路頭ろとう 揺曳ようえい 重量おもみ 呶々どゝ 連中れんじゅう 巧者こうしゃ 手馴てなら 暮色ぼしょく