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『取舵』
ふりがな文庫
『
取舵
(
とりかじ
)
』
「こりゃどうも厄介だねえ。」 観音丸の船員は累々しき盲翁の手を執りて、艀より本船に扶乗する時、かくは呟きぬ。 この「厄介」とともに送られたる五七人の乗客を載了りて、観音丸は徐々として進行せり。 時に九月二日午前七時、伏木港を発する観音丸は、 …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「太陽 創刊号」
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約25分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
邂逅
(
でッくわ
)
難
(
わけ
)
覆
(
おおわ
)
危
(
きづか
)
汚穢
(
けがれもの
)
理
(
はず
)
吃
(
くらわ
)
泊
(
とどま
)
陥
(
くぼ
)
和
(
か
)
万一
(
まさか
)
快
(
いい
)
面貌
(
おももち
)
小
(
しょう
)
瞻
(
みあぐ
)
勝
(
しょう
)
一時
(
ひときり
)
極
(
きわま
)
画
(
かぎ
)
異
(
あやし
)
与
(
く
)
病
(
わず
)
衆人
(
ひとびと
)
北
(
にぐ
)
微笑
(
えみ
)
数多
(
あまたたび
)
曳
(
ひか
)
留
(
とどま
)
躯
(
たけ
)
一條
(
ひとくさり
)
手馴
(
てなら
)
抽出
(
ぬきいだ
)
毫
(
いささか
)
盲
(
つぶ
)
嗤笑
(
せせらわら
)
詣
(
もうで
)
脱
(
だっ
)
著
(
いちじ
)
情
(
こころ
)
微々
(
ほそぼそ
)
憐
(
あわれみ
)
戦
(
たたかい
)
抱
(
かかえ
)
暴風
(
はやて
)
与
(
とも
)
泥塗
(
どろまぶれ
)
在
(
ざい
)
盲人
(
めいし
)
側
(
かたわら
)
直
(
ただち
)
先
(
まず
)
祝
(
いわい
)
約
(
およそ
)
吃
(
く
)
叩頭
(
ぬかづ
)
背
(
そびら
)
劇
(
ひど
)
著
(
しる
)
米
(
まい
)
後
(
おく
)
形成
(
かたちつく
)
居
(
い
)
天色
(
てんしょく
)
天
(
そら
)
産
(
うまれ
)
盲
(
し
)
盲人
(
めしい
)
突出
(
つきいだ
)
累々
(
やつやつ
)
合
(
あわ
)
老
(
お
)
自家
(
おのれ
)
舞下
(
まいさぐ
)
遐
(
とおく
)
便
(
べん
)
頽
(
なだ
)
余
(
あまり
)
一時
(
ひとしきり
)
与
(
や
)
企
(
くわだ
)
颯
(
さ
)
盲
(
めしい
)
発
(
おこ
)
痩
(
こ
)
異腹
(
いふく
)
伴
(
ともな
)
顧
(
かえりみ
)
暴
(
あ
)
壮者
(
わかいもの
)
用
(
つか
)
多分
(
おおく
)
朱
(
しゅ
)
様
(
さん
)
煮染
(
にし
)
漕出
(
こぎいだ
)
露
(
あらわ
)
泊
(
とまり
)
気力
(
きあい
)
容喙
(
まぜかえ
)
女房
(
かみさん
)