“天色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そらいろ33.3%
てんしよく33.3%
そら16.7%
てんしょく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町やおほふ、みるがまに黄ばむ天色そらいろ
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
帰宅後、大震の再び至らざるべきを説き、家人を皆屋内に眠らしむ。電燈、瓦斯ガス共に用をなさず、時に二階の戸を開けば、天色てんしよく常に燃ゆるが如くくれなゐなり。
やがてはるか能生のうを認めたるあたりにて、天色そらにわかに一変せり。——おかはなはだ黒く、沖は真白に。と見る間に血のごとき色はと流れたり。日はまさに入らんとせるなり。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
異状の天色てんしょくはますます不穏ふおんちょうを表せり。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)