“日和”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひより82.5%
びより16.6%
ひなた0.5%
ひよ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何処からか飼いの声も聞えてくると言った長閑さ、八五郎の哲学を空耳に聴いて、うつらうつらとやるには、申分の無い日和です。
半七が身支度をして神田の家を出たのは朝の四ツ(午前十時)過ぎで、会式桜もまったく咲き出しそうな、うららかな小春日和であった。
半七捕物帳:26 女行者 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
野のに背を後ろに日和ぼっこをして、ブンブン糸繰をくっている猫背の婆さんもあった。名代の角の饂飩屋には二三人客が腰をかけて、そばの大釜からは湯気が白く立っていた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
一区切り仕事を片づけた禰宜様宮田は、珍しい日和りにホッと重荷を下したような楽な心持になって、新道のちょうどカーブのかげに長々と横たわりながら、煙草をふかし始めた。
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)