“鶯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うぐいす82.8%
うぐひす15.5%
ウグヒス0.9%
おう0.4%
とり0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何処からか飼いうぐいすの声も聞えてくると言った長閑のどかさ、八五郎の哲学を空耳に聴いて、うつらうつらとやるには、申分の無い日和ひよりです。
かんがへてもたがい。風流人ふうりうじんだと、うぐひすのぞくにも行儀ぎやうぎがあらう。それいた、障子しやうじけたのでは、めじろがじつとしてようはずがない。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ウグヒスをほゝき鳥、ハウキをはゝき、蕗をふゝきなど言ふ風に表すことが多かつた。此ひゝなも其一例である。
雛祭りの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
一、物音は古楽器の外を禁ず、流俗に用ゆる所の器を携来たずさえきたり奏するものあらば饒舌じょうぜつおうすみやかに飛振すべし、しかあらん後はその人を謝絶して再び到る事を許さず
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
耳澄まし暫く聞けばとり
北村透谷詩集 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)