“鶯渓”の読み方と例文
読み方割合
うぐいすだに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生と私とは博物館の裏から鶯渓の方角に静かな歩調で歩いて行った。垣の隙間から広い庭の一部に茂る熊笹幽邃に見えた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
今宵しも上野鶯渓なる鍛工組合事務所の楼上に組合員臨時会開かれんとするなり、寒風を裂いて、雪さへチラつく夕暮より集まりたるもの既に三百余名
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
それが、ある女に子まで産ましているという事がわかった。その女はある顕官の外妾で、川上はその女を、上野鶯渓の塩原温泉に忍ばせてあるという事までが知れた。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)