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鶯渓
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うぐいすだに
ふりがな文庫
“
鶯渓
(
うぐいすだに
)” の例文
先生と私とは博物館の裏から
鶯渓
(
うぐいすだに
)
の方角に静かな歩調で歩いて行った。垣の
隙間
(
すきま
)
から広い庭の一部に茂る
熊笹
(
くまざさ
)
が
幽邃
(
ゆうすい
)
に見えた。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
今宵
(
こよひ
)
しも上野
鶯渓
(
うぐいすだに
)
なる
鍛工
(
かじこう
)
組合事務所の楼上に組合員臨時会開かれんとするなり、寒風
膚
(
はだ
)
を裂いて、雪さへチラつく夕暮より集まりたるもの既に三百余名
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
それが、ある女に子まで産ましているという事がわかった。その女はある顕官の
外妾
(
がいしょう
)
で、川上はその女を、上野
鶯渓
(
うぐいすだに
)
の塩原温泉に忍ばせてあるという事までが知れた。
マダム貞奴
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
鶯
漢検準1級
部首:⿃
21画
渓
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“鶯”で始まる語句
鶯
鶯谷
鶯茶
鶯色
鶯張
鶯春亭
鶯横町
鶯声
鶯鶯
鶯籠