“虻”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あぶ97.1%
あむ1.0%
にじ1.0%
アブ1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“虻”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.8%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.0%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
夏近くなって庭の古木は青葉を一せいにつけ、池を埋めたなぎさの残り石から、いちはつやつつじの花があぶを呼んでいる。
老妓抄 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
花の匂いが官能を刺戟して、うっとりと気が遠くなる、空は濃碧に澄んで、ちり一つの陰翳もなく、あぶが耳もとで
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)
ここに、あむ御腕ただむきひけるを、すなはち蜻蛉あきづ來て、そのあむひて、びき。
手腓たこむらに あむ掻き著き、
洗練せんれんされた近代フランス人の「憂鬱ゆううつな朗らかさ」が、大気のように軽く、にじのように鮮麗に、そして夢のように果敢はかなく動くのである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
昼の中多く出たアブは、ヒソんでしまつたが、蚊は仲秋になると、益々あばれ出して来る。日中の興奮で、皆は正体もなく寝た。身狭までが、姫の起き明す灯の明りを避けて、隅の物陰に、深い鼾を立てはじめた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)