“虻”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
あぶ96.6%
あむ1.1%
にじ1.1%
アブ1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“虻”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.3%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.6%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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又八は、頭をかかえた。頭は火みたいに熱かった。仲間のわめいている石曳き歌が、あぶに取り巻かれているように耳にうるさかった。
〔出典〕宮本武蔵:04 火の巻(新字新仮名)/吉川英治(著)
袖にまつわるあぶを払いながら、老人は縁さきへ引返して、泥だらけの手を手水鉢ちょうずばちで洗って、わたしをいつもの八畳の座敷へ通した。
〔出典〕三浦老人昔話(新字新仮名)/岡本綺堂(著)
すなはち阿岐豆野あきづのにいでまして、御獵したまふ時に、天皇、御呉床にましましき。ここに、あむ御腕ただむきひけるを、すなはち蜻蛉あきづ來て、そのあむひて、びき。ここに御歌よみしたまへる、その御歌、
〔出典〕古事記:02 校註 古事記(その他)/太安万侶稗田阿礼(著)
洗練せんれんされた近代フランス人の「憂鬱ゆううつな朗らかさ」が、大気のように軽く、にじのように鮮麗に、そして夢のように果敢はかなく動くのである。
〔出典〕楽聖物語(新字新仮名)/野村胡堂野村あらえびす(著)
昼の中多く出たアブは、ヒソんでしまつたが、蚊は仲秋になると、益々あばれ出して来る。日中の興奮で、皆は正体もなく寝た。身狭までが、姫の起き明す灯の明りを避けて、隅の物陰に、深い鼾を立てはじめた。
〔出典〕死者の書(新字旧仮名)/折口信夫(著)