“虻蜂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あぶはち94.1%
すがる5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尋ねてきた者は尋ね当てないで、尋ねもしないお綱から口約束を取られた上に、窓を閉められてしまっては、虻蜂あぶはちとらずな訳である。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうなりましては虻蜂あぶはち捕らず! ……いやそればかりでなく捕えられたところの、紀州における我らが同志に、おそらく一段の憎しみかかり
猫の蚤とり武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
……林いっぱい虻蜂すがるのふるひ……
春と修羅 第二集 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)