“すがる”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:スガル
語句割合
33.3%
蜜蜂11.1%
数鹿留11.1%
為軽11.1%
細蜂11.1%
虻蜂11.1%
蜾蠃11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聖地の門をめぐりながら、よるとなく白日ひるとなく、蜜蜂すがるよ。いつか門は十字に閉され、花々は霜にこゞえた。蜜蜂よ。
希臘十字 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
いかにおまへのはね黄金こがねの燦きにひらかれるときも、そこには展くによしなく、匂ふにすべもない、あだな影ふかいうれひのみ。このとき、へよ、蜜蜂すがるよ、——もし神あらば燈火あかしをかゝげよ、と。
希臘十字 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
さうすれば、世界にもめづらしいと言はれてゐるあの阿蘇の噴烟も、あの宮地にある阿蘇神社も、その火口瀬くわこうらいである数鹿留すがるたきも、戸下とした温泉も、栃木温泉とちぎのをんせんも、みんなその行程の中に入つて行つた。
女の温泉 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
此噺このはなし日外いつぞやしも日待ひまちとき開始ひらきはじめしより、いざや一くわいもよほさんと、四方赤良大人よものあからうし朱楽管江大人あけらくわんかううし鹿都辺真顔しかつべまがほ大屋おほや裏住うらずみ竹杖たけづゑ為軽すがる、つむりの光、宿屋やどや飯盛めしもりを始めとして
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
ささやきは細蜂すがるはねとひるがへり
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
……林いっぱい虻蜂すがるのふるひ……
春と修羅 第二集 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)