“時”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とき62.1%
25.5%
どき6.4%
タイム1.9%
ころ0.6%
しきり0.4%
しだ0.2%
あいだ0.2%
かう0.2%
かみ0.2%
0.2%
たま0.2%
0.2%
ときに0.2%
ひま0.2%
0.2%
よい0.2%
をり0.2%
0.2%
テンポ0.2%
ルウル0.2%
レ・タン0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかし源氏げんじ武士ぶしいくさに出るとき氏神うじがみさまの八幡大神はちまんだいじんのおとなえるといっしょに
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
まん九百九十五おく二千一百六十二まん五千七百七十六にんだといふ莫大ばくだい數字すうじ發表はつぺうしたときには
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
なぜなら、こしろすとともに、つかれが一おそって、ちいさなあしは、おもくて、いたかったからでした。
石段に鉄管 (新字新仮名) / 小川未明(著)
だからこそ、麻雀マアジヤンすこあそびをおぼえると、大概たいがいひとが一熱病的ねつびやうてきになつてしまふ。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
定番、大番、加番の集まつた所で、土井はしやう九つどきに城内を巡見するから、それまでにかく持口もちくちを固めるやうにと言ひ付けた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
その翌日のあけ八つどきを期し囲みをいて切り抜ける決心をせよと全軍に言い渡し、降蔵らまで九つ時ごろから起きて兵糧をいたが
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ギギギと、天井の遊体歯車の一個が活動しはじめると、何処かにかくれている鐘板しょうばんがジャンジャンとタイムの音を連震した。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今日ある如き所謂自由詩は詩としての第一条件を欠いている駄文学で、タイムの速い流れと共に、完全に抹殺さるべきものであると。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
と是れから無理やりに權六の手をって、泥だらけの足のまゝ畳の上へ上げ、段々お千代母子おやこにも詫びまして、百両(此のころだから大したもので)取り出して台に載せ、
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「だって、おさん、言種いいぐさが言種な上に、図体が気に食わねえや。しらふの時だったから、まだまあそれで済んだがね。掏摸万歳のころ御覧ごろうじろ、えて吉、存命は覚束おぼつかねえ。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しきりやぶまへにある枇杷びは古木ふるき熊蜂くまばち可恐おそろしおほきをかけた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
村雨むらさめまたしきりはら/\と、つゆしげき下草したぐさけつゝ辿たどると、むやうな湿潤しつじゆんみぎはがある。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
おもわすれむしだくにはふくもつつしぬばせ 〔巻十四・三五一五〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
なお、「面形おもがたの忘れむしだ大野おほぬろにたなびく雲を見つつ偲ばむ」(同・三五二〇)も類似の歌であるが、この「国溢り」の歌が一番よい。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
福建の山が見えたりかくれたりし、台湾の海はわずかなあいだにすぎる。
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
ここに大長谷の王、そのかみ童男おぐなにましけるが、すなはちこの事を聞かして、うれたみ怒りまして、そのいろせ黒日子のもとに到りて、「人ありて天皇を取りまつれり。いかにかもせむ」とまをしたまひき。
立留たちとゞまつて四方しはうきつてあ
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
して見るとたまには川に落ちるのも、大阪の伯父さんの言葉を借りていえば、川にはまるのも、満更損じゃないと思う。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
戦のきあ、夏と冬の入りまじった時があるかんない、夏になったとて、衣裳換え出来ねえ時はあるし。
農村 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「九日。晴。暮六時多度津へ著船。夫より乗馬に而御山みやま迄行。ときに三更前鞆屋ともや久右衛門に一泊。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
後藤へはるならはるとあさ自分が出る前にいくらでも言ふひまがあるじやアないかと思ふと、銀之助は思はず
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
譜本ふほんうたうたふやうに、距離きょり釣合つりあひちがへず、ひいふういて、みッつと途端とたん敵手あひて胸元むなもと貫通ずぶり絹鈕きぬぼたんをも芋刺いもざしにしようといふ決鬪師けっとうしぢゃ。
色斯おどろきてがり、かけって後くだる。曰く、山梁さんりょう雌雉しちよいかなよいかなと。子路これむかえば三たびはねひろげてつ。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
リューセンシオーの婚禮以來こんれいいらいぢゃによって、すぐはなさきにペンテコスト(祭日)がたとして、二十五ねん、あのをり被假面かぶったのぢゃ。
中尉は、を、六角の眼でじいッと睨みつけていた。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
此の序・破・急は、一面から見ればテンポの速さの原則であり、また他の一面から見れば、表現の密度の原則である。
演出 (新字旧仮名) / 野上豊一郎(著)
苦しい日本にはちがいないけど、たまにはこんな美しい〈ルウル〉だってあるのに。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
彼女は不意に、この田舍で、人々が呼んでゐる「レ・タン」の中へ——過去の遠い時の中へ、沈められるやうな感じがした。