“芋刺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いもざ61.5%
いもざし38.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「成瀬屋の用心棒——腕自慢の力自慢で、その上恐ろしく氣の強い番頭の傳六が、見事に芋刺いもざしになりましたよ」
大身槍おおみのやりを振った髑髏人どくろじんが、一人の騎士の胴体を芋刺いもざしにしている図が描かれ、また、その右側のは、大勢の骸骨が長管喇叭トロムパ角笛ホルンを吹き筒太鼓ケットル・ドラムを鳴らしたりして
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
譜本ふほんうたうたふやうに、距離きょり釣合つりあひちがへず、ひいふういて、みッつと途端とたん敵手あひて胸元むなもと貫通ずぶり絹鈕きぬぼたんをも芋刺いもざしにしようといふ決鬪師けっとうしぢゃ。
「落ちて来さえすりゃア、ボチャンとか何とか音がするだろう——万一舟か岸へい上がるようなら、竹槍で芋刺いもざしにするつもりで待っているが、一向音沙汰はねえぞ」