“芋坂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いもざか85.7%
いもさか14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麻布芋坂いもざかの津田角右衛門——そう聞いた約束の屋敷を、かれはさがした。かなりな構えで、取次は、いいつけられてあったと見えて
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
谷中芋坂いもざかの名物羽二重はぶたえ団子だんごがアンポンタンのお茶受けに好きだった。その団子屋の近くは藤木さんの住居になった寮だ。
八月中秋、枕山は橋場の酒楼川口屋に登って長谷川昆渓、関雪江、僧智仙の三人と共に月をた。僧智仙は字は大愚、号を金洞といい、谷中芋坂いもさか長善寺の住職で詩を枕山に学んでいる。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)