“芋殻”の読み方と例文
読み方割合
いもがら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ワンナ 千葉、茨城二県の農村で、芋殻いもがら一名ズイキの乾したのをワンナといっている。今では語原を知る者はないが、割菜であろうと思う。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
これを落ち鮎、さば鮎、芋殻いもがら鮎などといって、奥山から渓水と共に流れきたった落葉と共に、やなへ落ち込むのである。
季節の味 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
「へえ、それゃあもうよくわかるんですが、なにしろわっちは家柄だの芋殻いもがらなんてええごいものはでえ嫌えなんで」
長屋天一坊 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)