“芋蔓”の読み方と例文
読み方割合
いもづる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「此処は直接東京の影響を受けますから、割合に田舎らしくないです。東京へ出て成功している連中の多いことは維新いしん以来芋蔓いもづるの関係で此処が一番ですからね」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
それにつれて芋蔓いもづる出世しゅっせをゆめみている丹羽昌仙にわしょうせんも、吹針ふきばり蚕婆かいこばばあも、はれの御岳みたけでそれぞれ武名ぶめいをあげる算段さんだん、今から用意よういおさおさおこたりないところである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
片っ端から芋蔓いもづる的に処分し、その三十人のフランススパイ団を一掃しようというはらだったのだ。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)