“肚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はら93.8%
なか5.0%
ぱら0.6%
おなか0.3%
ふくらはぎ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敷島しきしまやバットやキャラメルなどの箱が積み重ねてあって、それをコルクの弾丸たまで打ち落としているのです。私ははらの中で考えました。
悪魔の聖壇 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
「いいえ、怒ってなんかいませんよ、僕はお父さんのおなかの中を知っています、お父さんは頭より心のほうがよっぽどいいのです」
この快挙を具体化させた者は、ドレゴ、水戸、エミリーの三人と、ふとぱらのケノフスキーだった。彼等間の友愛と信頼感と感情とが、この事を早く搬んだのであった。
地球発狂事件 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
貴郎、警察の刑事さん、私の云うことを信じて下さい——此処に居る巨大な此人間、これは私が製造つくったものです。決して婦人のおなかから産れた普通の人間ではありません。
人間製造 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そこで血管末端が膨脹して、神經末端を壓迫する樣になるから、ふくらはぎ腿肚うちもゝくるぶしあたりが痛んで來て、手指で之を押せば大に疼痛を感ずるに至る。遠足した人が經驗する足の痛みも同じことである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)