“肚黒”の読み方と例文
読み方割合
はらぐろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
キャラコさんのつもりでは、この人参で、老人にちかづきになるキッカケをつくろうという肚黒はらぐろい計画なのである。
キャラコさん:10 馬と老人 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
肚黒はらぐろい密事をらし、しかも明日は、いとさりげなく、あなた様を清洲に待とうと致しておるものにござりまする
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おせい様も、おせい様だ、磯五の肚黒はらぐろにはすこしも気がつかずに、すっかりまるめられて、近いうちに、磯屋へ迎えられて行く気でいるのだ。お高は、かなしくなった。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)