“はらぐろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肚黒62.5%
獰悪12.5%
腹黒12.5%
腹黒男12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
肚黒はらぐろい密事をらし、しかも明日は、いとさりげなく、あなた様を清洲に待とうと致しておるものにござりまする
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
原来其方そなたが親の仇敵かたき、ただに彼の金眸のみならず。かれが配下に聴水ちょうすいとて、いと獰悪はらぐろき狐あり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
しかし、もともと腹黒はらぐろい人でしたから、その子のおとうさんとおかあさんのところへいって、いかにもしんせつそうなふりをして、こういいました。
源次という男は仕事にかけると三丁下りの癖に、口先ばっかりのどこまで柔媚やわいかわからん腹黒男はらぐろぞ。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)