“仇敵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたき49.5%
きゅうてき33.3%
あだがたき9.9%
がたき1.8%
きうてき1.8%
てき1.8%
あだ0.9%
きゆうてき0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太政大臣のことをよい親戚を持ったようにあなたは喜んでいらっしゃいますが、私には前生にどんな仇敵だった人かと思われます。
源氏物語:31 真木柱 (新字新仮名) / 紫式部(著)
等しく君の仇敵である。裏切者としての厳酷なる刑罰を待っていた。撃ちころされる日を待っていたのである。けれども私はあわて者。
狂言の神 (新字新仮名) / 太宰治(著)
親身のお父さんでさへ、あたしには仇敵もおんなしだわ——好きでもない波蘭人のとこなんかへ無理やりお嫁に行かせようとするんだもの。
探ってみると、それが賭場で顔見知りの御家新なので、一石二鳥と出かけて今夜草加屋殺しを演じ、犬を使って疑いの矢を恋仇敵へ向けようとしたのだった。
暗中の仇敵たる宗勝は、父子の対面に先だつこと四年、延宝七年に亡くなつてゐた。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
昨日の親友は今日の仇敵となり、二人は互に露子の愛をかちえようとったが、結局恋の凱歌は八十助の方に揚がった。
火葬国風景 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それをふと仇敵といふ一人くて、あの輕忽とこましやくれて世間のあらを吹聽していたといふ小間づかひのも、口返答ばかりしてたゝずであつた御飯たきの
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
彼はこの痛苦の堪ふべからざるに任せて、ほとほと前後を顧ずして他の一方に事を為すより、往々その性の為す能はざるをも為して、さざること仇敵の如く、債務をりて酷をむるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)