“仮”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
54.9%
かり30.3%
たと4.9%
4.1%
ほん1.6%
ゆる1.6%
まね0.8%
よし0.8%
0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“仮”を含む作品のジャンル比率
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語6.5%
歴史 > 伝記 > 個人伝記4.7%
文学 > 中国文学 > 小説 物語3.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
足場の悪い所なぞ、思わず見かえると、あと見るな/\と手をふって、一本橋にも人手をらず、堅固けんごに歩いて来る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
これすなわち学者に兵馬の権をさずして、みだりに国政を是非せしめず、罪を犯すものは国律をもってこれを罰するゆえんなり。
あたまは、きれいに剃髪ていはつしており、それもこんどは、かりでなく、真光寺の内で得度とくどをうけていたのである。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
途次線路のやぶれたるところ多し、又かりつくろいたるのみなれば、そこに来るごとに車のあゆみをゆるくす。
みちの記 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
又、たとい野心が無いにしても、人間に対して屡々しばしば危害を加える山𤢖の如きものを、ただ見逃して置くという法は無い。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しかし着実な其道そのみちの人の批判ではたとひ一円にさがつても会社経営では四五割、個人経営では六七割の利益は確かだと云つて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
し遊牧民が来て居らいでも其原それから一日か一日半行くとゲロン・リンボチェの居る所に出られるというような話を聞きました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
そは妾にしてし彼の家の如き冷酷の家庭にるとも到底長くとどまるあたわざるを予知すればなりき。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
その晩は、私もほんの出来心で、——若い内に有勝ありがちな量見から。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
一体、この泊のある財産家の持地でござりますので、ほんの小屋掛で近在の者へ施し半分にっておりました処、さあ、盲目めくらが開く、いざりが立つ、子供が産れる、乳が出る、大した効能。
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
伯父の遺稿集の巻末につけた、おひげの伯父のばつによれば、死んだ伯父は「狷介けんかいニシテク罵リ、人ヲゆるあたハズ。人マタツテ之ヲ仮スコトナシ。大抵視テ以テ狂トナス。遂ニ自ラ号シテ斗南狂夫トイフ。」とある。
斗南先生 (新字新仮名) / 中島敦(著)
さはれ流石に思慮深き家康は、秀吉の如く閨門けいもんの裡に一家滅亡の種をかず、其が第一の禁物たる奢は女中にも厳にゆるさで、奥向にも倹素の風行はれしは、彼の本多佐渡守が秀忠将軍の乳母なる大婆に一言咎められて、返す詞も無かりし一場の話に徴して知るべし。
大久保湖州 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
高木敏雄君の『日本伝説集』を見ると三人の児に留守させ寺詣りした母親を山姥が食い母親のまねしてその家に入り末の子を食う、二児その山姥たるを知り外に出で桃の樹に上り天を仰いで呼ぶと天から鉄の鎖が下る、それにすがって登天す
山「全く拾ったと仰しゃるか、拾ったなら拾ったにましょうが、それじゃア此の者が包を間違えてもよしんば又お前さんの懐を捜しても、他人ひとの物はおれの物と思って他人たにんを欺くような人だから此の者を切るの突くのと仰しゃる気遣きづかいは有るまいが、なお念のため申す、愈々いよ/\此の者をお許しなさるか」
一時的の喪を、モガリといふのも、の逆である。
古代中世言語論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)