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跋
ふりがな文庫
“跋”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ばつ
97.1%
は
2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばつ
(逆引き)
それを知らぬ振りに取りつくろって、自分でもその夢に酔って、世と
跋
(
ばつ
)
を合わせて行くことは、私にはだんだん堪えがたくなって来た。
序に代えて人生観上の自然主義を論ず
(新字新仮名)
/
島村抱月
(著)
蕪村は『
鬼貫
(
おにつら
)
句選』の
跋
(
ばつ
)
にて其角、嵐雪、素堂、去来、鬼貫を五子と称し、『春泥集』の序にて其角、嵐雪、素堂、鬼貫を四老と称す。
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
跋(ばつ)の例文をもっと
(34作品)
見る
は
(逆引き)
白糸は
猿轡
(
さるぐつわ
)
を
吃
(
はま
)
されて、手取り足取り地上に推し伏せられつ。されども渠は絶えず身を
悶
(
もだ
)
えて、
跋
(
は
)
ね
覆
(
か
)
えさんとしたりしなり。にわかに渠らの力は
弛
(
ゆる
)
みぬ。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
夜はますます
闌
(
た
)
けて、
霄
(
そら
)
はいよいよ曇りぬ。湿りたる空気は重く沈みて、柳の葉末も動かざりき。歩むにつれて、
足下
(
あしもと
)
の
叢
(
くさむら
)
より池に
跋
(
は
)
ね込む
蛙
(
かわず
)
は、
礫
(
つぶて
)
を打つがごとく水を鳴らせり。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
跋(は)の例文をもっと
(1作品)
見る
“跋”の意味
《名詞》
(バツ) 書物や詩文において、本文の後に記す終わりの文章。跋文。後書き。
(出典:Wiktionary)
跋
漢検1級
部首:⾜
12画
“跋”を含む語句
跋渉
跋扈
跳梁跋扈
跋提河
捺羅僧伽補多跋摩
跋文
跋扈跳梁
跣跋
自跋
跋伽林外道
跋句
畿内跋渉
奉納書籍聚跋
跋捺囉嚩底
拓跋魏
強梁跋扈
跋波磯
尉遅跋質那
跋足
跋跎羅
...
“跋”のふりがなが多い著者
島村抱月
二葉亭四迷
夏目漱石
三木清
正岡子規
中島敦
泉鏡花
正宗白鳥
三遊亭円朝
斎藤茂吉