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闌
ふりがな文庫
“闌”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
た
43.6%
たけなわ
27.3%
ふ
15.5%
たけなは
4.5%
タ
3.6%
すが
2.7%
たけな
2.7%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
た
(逆引き)
この世阿弥の「
闌
(
た
)
ける」という言葉「
闌
(
た
)
けかへる」という言葉は、さきの「峠を越える」という言葉と同じく重大なものであります。
日本の美
(新字新仮名)
/
中井正一
(著)
闌(た)の例文をもっと
(48作品)
見る
たけなわ
(逆引き)
天地はすでに夏に入り、江南の
駅路
(
うまやじ
)
や、平野の城市はもう暑さを覚える頃だが、その山上も、
一眸
(
いちぼう
)
の山岳地も、春はいまが
闌
(
たけなわ
)
である。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
闌(たけなわ)の例文をもっと
(30作品)
見る
ふ
(逆引き)
巡査が来た時には夜が
闌
(
ふ
)
けていた。焚き火の
傍
(
そば
)
に立って巡査は藤沢を訊問した。藤沢は、佐平に言ったと同じ理由を述べた。
熊の出る開墾地
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
闌(ふ)の例文をもっと
(17作品)
見る
▼ すべて表示
たけなは
(逆引き)
銀鞍
(
ぎんあん
)
の
少年
(
せうねん
)
、
玉駕
(
ぎよくが
)
の
佳姫
(
かき
)
、ともに
恍惚
(
くわうこつ
)
として
陽
(
ひ
)
の
闌
(
たけなは
)
なる
時
(
とき
)
、
陽炎
(
かげろふ
)
の
帳
(
とばり
)
靜
(
しづか
)
なる
裡
(
うち
)
に、
木蓮
(
もくれん
)
の
花
(
はな
)
一
(
ひと
)
つ
一
(
ひと
)
つ
皆
(
みな
)
乳房
(
ちゝ
)
の
如
(
ごと
)
き
戀
(
こひ
)
を
含
(
ふく
)
む。
月令十二態
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
闌(たけなは)の例文をもっと
(5作品)
見る
タ
(逆引き)
また
一時
(
イツトキ
)
、
盧堂
(
イホリドウ
)
を𢌞つて、音するものもなかつた。日は段々
闌
(
タ
)
けて、
小晝
(
コビル
)
の
温
(
ヌク
)
みが、ほの暗い郎女の居處にも、ほつとりと感じられて來た。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
闌(タ)の例文をもっと
(4作品)
見る
すが
(逆引き)
葉のへりが黄色く
闌
(
すが
)
れたようになっている分を眼鏡を寄せて検べ見ながら、指さきで丁寧に撮みとっていられる。
痀女抄録
(新字新仮名)
/
矢田津世子
(著)
闌(すが)の例文をもっと
(3作品)
見る
たけな
(逆引き)
天気がよいのに、秋がすでに
闌
(
たけな
)
わという時ですから、多摩川をさしはさんだ両岸の山々谷々が錦のようになっています。
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
闌(たけな)の例文をもっと
(3作品)
見る
闌
漢検1級
部首:⾨
17画
“闌”を含む語句
更闌
夜闌
春闌
闌干
闌更
星斗闌干
陳闌
奸闌繰
摩世闌
火闌降
鉤闌
闌秋
闌車
﨟闌
“闌”のふりがなが多い著者
北原白秋
徳冨蘆花
牧野富太郎
橘外男
中里介山
泉鏡太郎
泉鏡花
谷崎潤一郎
小島烏水
蒲 松齢