“夜闌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やらん50.0%
よふけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それの年の大晦おほつごもりに常三郎の心疾がおこつて、母益は慰撫のために琴を弾じて夜闌やらんに及んだことさへあるさうである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
むしなかでもばつたはかしこむしでした。このごろは、がな一にちつきのよいばんなどは、そのつきほしのひかりをたよりに夜露よつゆのとつぷりをりる夜闌よふけまで、母娘おやこでせつせとはたつてゐました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)