“夜寒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よさむ96.8%
よざむ3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ついて話(はな)しがある。(猿(さる)どのの夜寒(よさむ)訪(と)ひゆく兎(うさぎ)かな)で、水上(みなかみ)さんも、私(わたし)も、場所(ばしよ)はちがふが、兩方(りやうはう)とも交代夜番(かうたいよばん)のせこに出(で)てゐる。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
ゆうべ一しょに泊る筈(はず)の小金(こがね)奉行が病気引(びき)をしたので、寂しい夜寒(よさむ)を一人で凌(しの)いだのである。傍(そば)には骨の太い、がっしりした行燈(あんどう)がある。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
灣口(わんこう)を出(い)づるまで、私(わたくし)は春枝夫人(はるえふじん)と日出雄少年(ひでをせうねん)とを相手(あひて)に甲板上(かんぱんじやう)に佇(たゞず)んで、四方(よも)の景色(けしき)を眺(なが)めて居(を)つたが、其内(そのうち)にネープルス港(かう)の燈光(ともしび)も微(かす)かになり、夜寒(よざむ)の風(かぜ)の身(み)に染(し)むやうに覺(おぼ)えたので
夜寒(よざむ)の夜具にちぢこまる時
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)