“夜寒”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
よさむ96.7%
よざむ3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きみるや、夜寒よさむふすまうすければ、うらみふか後朝きぬ/″\も、そでつゝまばしのぶべし。
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
はへいたことはふまでもなからう。ねずみがそんなに跋扈ばつこしては、夜寒よさむ破襖やぶれぶすまうしよう。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
時々とき/″\おもてとほ薄齒うすば下駄げたひゞきえて、夜寒よさむ次第しだいしてる。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
 夜更けぬ。梢をわたる風の音遠く聞こゆ、ああこれ武蔵野の林より林をわたる冬の夜寒よさむこがらしなるかな。雪どけの滴声軒をめぐる
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
かれらは夜寒よさむを凌ぐために焚き火をして、その煙りに窒息したのではないかともおもわれたが、ふたりは松葉などを燃やした覚えはないと云い張っていた。
半七捕物帳:24 小女郎狐 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
夜寒よざむかぜむやうにおぼえたので
夜寒よざむの夜具にちぢこまる時
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)