“猿”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
さる62.9%
ましら24.2%
えて5.9%
ざる4.3%
えてきち0.5%
なに0.5%
やえん0.5%
ジャップ0.5%
トーロ0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“猿”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語19.2%
文学 > 日本文学 > 戯曲3.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ベルリンのカウフハウスでは穀類や生魚を売っていた、ロンドンの三越のような家では犬やさるや小鳥の生きたのを売っていた。
丸善と三越 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
このちいさなまどからふうがはりないぬしゝだの、奇躰きたいきのこだの、不思議ふしぎさるだの
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ヒラリと、その喬木きょうぼくの下枝へ飛びついたかと思うと、ましらのようにバサバサと木の葉を散らしてじ登った。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山をじ、谷へのぞんで逃げ出した兵も、ましらのように敏捷な蜀兵に追われ、その戈や槍から遁れることはできなかった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
智慧自慢のてあひに限つて自分から生捕られる――これは何もえてきちに限つた事ではない。犬養木堂などはよく心得てゐて欲しい。
おつや ァちゃん、お前どうしたの。木から落っこちたえてさんのように、今夜はいやにぼんやりだね。もう眠くなったのかい。
影:(一幕) (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ある博徒いわく、得手吉は得而吉で延喜えんぎがよい、くくざるというから毎々縛らるるを忌んで猴をわれらは嫌うと。
一つ事に迷執めいしゅうを抱き、身、別世界にある思いの左膳は、朝夕夢のこけざるを追って、流れ流れてふたたび江戸へ……。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
そして口に残つた核子たねは一頻りしやぶり通した後で、えてきちのやうな口もとをして床の上に吐き出して素知らぬ顔をしてゐた。
ね、洋服で片膝立てたのは変なものね、親仁様、自分で名告なのった天狗より、桃を持たしたい、おおきなにかに見えた事。
其れに下寺したでらと云つて……今は通行路とおりに成つて居るが、彼所は三十六坊の寺の在つた所、又山王台と云ふ只今西郷さんの銅像の在る所は、山王の社があつて、其れには金箔を置たやえんと龍の彫刻ほりものがございまして、実に立派な物であつたが、慶応四年の戦に一燼の灰となつてしまつた
下谷練塀小路 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
「どうだ、黄色い顔をしたジャップめ、口惜しいだろうがッ。」
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
「さあさあ、出てけ出てけ。君みたいな芸なしトーロに稼がれてちゃ、沽券こけんに係わるよ。さあ、出ろヴアツ・セ・エンポーラ!」
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)