“猿”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
さる64.2%
ましら23.7%
えて5.2%
ざる4.6%
えてきち0.6%
(その他)1.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“猿”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語13.2%
文学 > 日本文学 > 戯曲3.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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生物の進化で考えてみると、さるや人間が栄える時代になっても魚は水に鳥は空におびただしく繁殖してなかなか種は尽きそうもない。
〔出典〕俳句の型式とその進化(新字新仮名)/寺田寅彦(著)
東の仙人せんにん峠から、遠野を通り土沢を過ぎ、北上山地を横截よこぎって来る冷たいさるいし川の、北上川への落合から、少し下流の西岸でした。
〔出典〕イギリス海岸(新字旧仮名)/宮沢賢治(著)
銅鑼どらが鳴ってから一件の背広を届けに、兄が、母の表現を借りると、スルスルとましらのように、人波をかきわけ登ってきてくれました。
〔出典〕オリンポスの果実(新字新仮名)/田中英光(著)
鳴りをひそめていた賊は、もう仕止めた猟人かりゅうどが姿を見せるように、公然と、声をあげて、ましらの如く思い思いに、谷底へすべり降りて行った。
〔出典〕宮本武蔵:06 空の巻(新字新仮名)/吉川英治(著)
おつや ァちゃん、お前どうしたの。木から落っこちたえてさんのように、今夜はいやにぼんやりだね。もう眠くなったのかい。
〔出典〕影:(一幕)(新字新仮名)/岡本綺堂(著)
弘法大師や谷本梨庵博士を産んだ四国の土は、今一つ宗教家や学者にも劣らない立派な職業者を生んでゐる。それは尻尾のあるえてきち君である。
〔出典〕茶話:03 大正六(一九一七)年(新字旧仮名)/薄田泣菫(著)
お堂の中には、小指の先ほどのくくざるや、千代紙で折った、これも小さな折鶴おりづるつないだのが、幾つともなく天井から下っています。
〔出典〕鴎外の思い出(新字新仮名)/小金井喜美子(著)
般若の面の男 見よう見真似みまねの、からざる踊りで、はい、一向いっこうにこれ、れませぬものだでな、ちょっくらばかり面をつけて見ます了見りょうけんところ
〔出典〕多神教(新字新仮名)/泉鏡花(著)
そして口に残つた核子たねは一頻りしやぶり通した後で、えてきちのやうな口もとをして床の上に吐き出して素知らぬ顔をしてゐた。
〔出典〕茶話:04 大正七(一九一八)年(新字旧仮名)/薄田泣菫(著)
ね、洋服で片膝立てたのは変なものね、親仁様、自分で名告なのった天狗より、桃を持たしたい、おおきなにかに見えた事。
〔出典〕ピストルの使い方:――(前題――楊弓)(新字新仮名)/泉鏡花(著)
「どうだ、黄色い顔をしたジャップめ、口惜しいだろうがッ。」
〔出典〕昭和遊撃隊(新字新仮名)/平田晋策(著)
「さあさあ、出てけ出てけ。君みたいな芸なしトーロに稼がれてちゃ、沽券こけんに係わるよ。さあ、出ろヴアツ・セ・エンポーラ!」
〔出典〕人外魔境:05 水棲人(新字新仮名)/小栗虫太郎(著)