“ましら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
93.3%
猿猴5.0%
猨猴1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まるでましらと人間のたたかいだった。——そこで師直もついにあぐねてしまい、あと一歩の肉薄をのこして、急に、京都へひきあげた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
子を伴へる雌雄の猿猴ましらが、雪深き谷間鳴きつゝ過ぐる見ゆ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
問ひくるものとては梢を傳ふ猨猴ましらなれば、すこしとゞまることなくかへるさ急ぐ恨みなる哉。