“えて”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:エテ
語句割合
得手68.8%
27.1%
2.1%
2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その神工鬼斧しんこうきふに驚嘆して歌をつくり、またはいにしえの浦島の子の伝説を懐古してあこがれたりするようなことは得手えてではありません。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
おつや ァちゃん、お前どうしたの。木から落っこちたえてさんのように、今夜はいやにぼんやりだね。もう眠くなったのかい。
影:(一幕) (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
液汁みづしたばかりにやちつたえてえとも、そのけえしすぐなほつから」勘次かんじはおつぎを凝然ぢつてそれからもういびきをかいて與吉よきちた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「おとつゝあ、火傷やけどえてえけまあだ」勘次かんじすぐあと言辭ことばつゞけた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
えて引張ひっぱって総曲輪まで帰って来ると、何に驚いたんだか、評判の榎があるって朝っぱらから化けもしめえに、畜生棹立さおだちになって、ヒイン、え、ヒインてんで。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)