“やえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夜宴33.3%
野猿22.2%
夜猿11.1%
11.1%
野宴11.1%
野猨11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すでに夜宴の場所には唄も囃子もありません。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
野猿の声こそは聞けなかったが、それにも増して私は偶然の、時の恩寵を感じずにはいられなかった。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
微風が時折、天地の溜息の如く通過し、いかにも静かな春の良夜、これがこの世の見おさめと思えば涙もにあまり、どこからともなく夜猿の悲しそうな鳴声が聞えて来て
竹青 (新字新仮名) / 太宰治(著)
其れには金箔を置たと龍の彫刻がございまして、実に立派な物であつたが、慶応四年の戦に一燼の灰となつてしまつた、黒門を入りまして、左の方が東照宮の御宮入口に門が有つて
下谷練塀小路 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
ある夜、郊外をかけ廻りて、一所野宴するを下にて、もし知れる人にやと近より見んとするに、地に近づけば風力よわくなりて思はず落ちたりければ、その男女驚き叫びてにげはしりける。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「これ俗に山ワロと謂ひ野猨経たるもの也。奥羽の深山にはまゝ居る由にて、よく人の心中を知れども人に害を為すことなし」
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)