“野猿”の読み方と例文
読み方割合
やえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつて熊野川を船で下った時しばしば猴を見たが船人はこれを野猿やえんまた得手吉えてきちと称え決して本名を呼ばなんだ。
野猿やえんの声こそは聞けなかったが、それにも増して私は偶然の、時の恩寵おんちょうを感じずにはいられなかった。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
巉峭ざんしょうの樹林には野猿やえんき、時にはでて現れて遊ぶそうである。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)