“猿芝居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さるしばい80.0%
さるしばゐ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見世物みせものには猿芝居さるしばい山雀やまがらの曲芸、ろくろ首、山男、地獄極楽のからくりなどという、もうこの頃ではたんと見られないものが軒をならべて出ていました。
梨の実 (新字新仮名) / 小山内薫(著)
磧も狭しと見世物小屋を掛けつらねて、猿芝居さるしばい、娘軽業かるわざ山雀やまがらの芸当、剣の刃渡り、き人形、名所ののぞ機関からくり、電気手品、盲人相撲めくらずもう、評判の大蛇だいじゃ天狗てんぐ骸骨がいこつ、手なし娘
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
恥かしいことですが、忠義者にされて猿芝居さるしばゐの猿のやうに暮してゐる私に取つては、それが人知れぬ氣儘な樂しみでございました